医療用品に使用される部品には、主に耐食性や耐薬品性などが求められます。また、MRIなどの精密機械の部品には、放射線量を低減するX線透過性などの特殊な性質も要求されます。ここでは、医療用品の製造現場で使用されるFRP製品の用途について紹介します。

医療現場では、非磁性・耐薬品性・絶縁性といった複合的な性能が求められます。FRPは、それらを一つの素材で満たせる点が評価されています。
手術機器や検査装置の筐体、カバー部品などに使用され、清掃性や耐久性も確保しやすいのが特徴です。金属では対応できない設置環境にも柔軟に対応できます。
非磁性かつ薬品に強い素材特性により、クリーンルームや高磁場環境下でも使用可能な信頼性の高い材料です。

介護機器に求められるのは、軽さと扱いやすさ、そして日常使用に耐える十分な強度です。FRPは、そのバランスの良さから導入が進んでいます。
車いす、入浴補助器具、移動用フレームなどに使用されており、軽量で持ち運びや清掃がしやすいことが大きな利点です。金属よりも錆びにくく、衛生管理にも適しています。
形状自由度と長期耐久性を兼ね備えた素材として、福祉施設や在宅介護環境に数多く導入されています。

MRI装置まわりでは、磁場や電波への影響を避けるため、非磁性でかつ電波透過性のある素材が不可欠です。FRPはこの用途に適した性能を備えています。
装置のカバーや構造部材に使われ、自由な形状設計と安定した電磁特性を両立。金属を避けたい場所において、他素材では代替しづらい役割を担います。
磁場干渉を抑えながら軽量設計を実現できる点から、医療機器メーカーにとって有効な選択肢の一つです。

100年以上※の繊維加工技術を活かし、軽量かつ耐久性に優れた成形が可能。JIS Q 9100に準拠し、航空機外装、エンジン周辺部などの高温下でも強度を保つ高性能な外装部材を提供します。

長尺・大型成形に対応し、100m以上の一体成形を提供。継ぎ目のない高耐久成形技術により、インフラ・海洋・化学プラントなどの過酷な環境にも対応します。

ガラス・樹脂加工技術を活かし、耐久性とデザイン性を両立した家具・内装を加工。テーブルや模型、装飾パネルなど、多様な素材を組み合わせたオーダーメイド設計に対応し、インテリアに適した製品を提供します。